愛犬が最後にくれたプレゼント「モルタル造形トラバーチン」講座
1ヵ月の余命宣告 そして 伝え足りない「ありがとう」
4月上旬、愛犬の余命1ヶ月の宣告を受けます。
余命1ヶ月とは思えない元気な様子に
宣告を受け入れる事だ出来なかった。
病院に通いながら「奇跡」を信じました。
しかし。。。。
奇跡を起こしてあげる事ができなかった。
9歳の誕生日を迎える事なく
宣告から1ヵ月と1週間の5月5日に亡くなりました。
「今日もありがとう、おやすみね」が毎日の挨拶でした。
それでも、まだまだ伝え足りない「ありがとう」があったのに。。。
心にぽっかり穴が・・・・
まるでエネルギーがその穴から漏れているように、頑張りたいのに頑張れない日々。
でも、天国へ送り出してあげる大切なお仕事が残っていると思った時、空が青く見えました。
愛犬が最後にくれた私へのプレゼント
そろそろ材料の仕入れをしないと!とホームページを見ると、
モルタル造形「トラバーチン」講習会のお知らせが掲載されていました。
以前から大きな面積でのモルタル造形に挑戦してみたいとは思っていましたが、行動には移せなかった私。
他の場所ですが、インスタグラムにもモルタル造形講習会のお知らせは何度か目にしましたが
「いつか」「また今度」、「今じゃない」かなぁ~ と何となく先延ばしにしていた事でした。
けれど、「トラバーチン」のサンプルを見た時、
ココに愛犬の名を刻みたいと思い申し込みをしました。
愛犬が最後にくれたプレゼント。 それは、「勇気」「行動」と「意欲」です。
職人さんが仕事の幅を広げようと参加するような講座に申し込み、参加した「勇気」と「行動」
憧れるような職人であり講師方達に恵まれ
トラバーチンで〇〇や〇〇を作りたいと思う「意欲」を貰いました。
本当にありがとう~ 空から見ていてね。
モルタル造形と塗装でトラバーチンを表現
トラバーチンは、ローマ コロッセオに使用されている世界最大級の建築物をはじめ、パリのサクレ・クール寺院や庭園、小道の舗装にも使われています。(トラバーチン- Wikipedia より)
その石材をギルトセメントを使いモルタル造形とエイジング塗装の技術でどう表現できるのか? 楽しみでした。
手元に釘付け!! なんと表現して良いのかなぁ~ お餅やクッキードウのような綺麗なまとまりがボードに吸い付くように次々と盛られて行きます。
一方私は、まとまりが悪くポタポタと落ちるセメントを板で受けとり続ける。とても同じバケツから載せたモルタルに思えず、先生に聞いてみると、コツを教えてくれました。
少しコツを掴んで楽しくなってきた頃、作業終了。
もっと綺麗に文字を整えたかったのですが、時間切れ。1日目が終了~
2日目は、エイジング塗装~ 文字を刻んだ部分が上手に出来、先生にも褒めて頂け嬉しかったです。
多肉植物の植木鉢作りで、モルタルの扱いには慣れているつもりでしたが、
面積が大きくなれば、扱う道具も必要な集中力も違ってきますね。
モルタルを盛る作業が1番難しかったかなぁ~、とても楽しい学びの時間を頂きました。
の講習会に参加できた事に感謝。 ありがとうございました。
さぁ~ トラバーチンでどんな新作ができるのかな?
まずは、F de Zakka の看板を作りたいなぁ
多肉植物と暮らしのクリエイター りえ